建築設備定期検査とは、マンションやビル、商業施設など、多くの人々が利用する建物に備わっている建築設備が、万が一の時に正しく作動するために実施する検査です。建築設備定期検査を行うことで、建物の老朽化や設備の不備に事前に気づき、利用者の安全を守ります。

建築設備定期検査の内容

1. 換気設備

   各部屋の換気設備の動作状況・換気量を風速計によって測定、不具合や劣化損傷がないかを検査します。

2. 排煙設備

   排煙機の外観・動作・風道・排煙口を確認し、排煙口の排煙風量を風速計によって測定します

3. 非常用の照明装置

   常用電源が失われた場合に非常時に避難に支障がないように照度計を用いて照度を測定し調査します

4. 給水設備および排水設備

   受水槽・高置水槽・汚水槽・雑排水槽・合併槽がある場合に検査対象となります